【激痛&衝撃の王様!】クモ膜下出血を詳しく解説

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どうもdaiです。今回は皆さんにどうしても気をつけて欲しい病気について解説していきたいと思います。私がこういう病気について話すのには理由があります。それは「誰にも大きな病気にかかって入院して欲しくないからです。」今日お話しするクモ膜下出血は100%入院が必要になる病気ですし、高確率で命に関わる病気だからです。

この記事はこういう人にオススメ

・クモ膜下出血ってどういう病気?

・ならない方法はあるの?

・家族が倒れた時の対処法

あまり専門用語を使わず分かりやすく解説していきます。

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クモ膜下出血とはどういう病気?

クモ膜下出血というのは、脳内の血管に小さな瘤ができて、それが次第に大きくなっていき最終的に破裂することでクモ膜下出血という病名がつきます。血腫ができただけではクモ膜下出血とは呼ばず、脳動脈瘤という病名になります。

脳動脈瘤ってなに?

「脳の動脈に瘤ができてる」こと。

脳動脈瘤ができただけでは特に自覚症状はありません。それでも何かしらの症状が出る人は以下のような原因が考えられます。

まれに目の奥の痛みや頭痛を訴える人もいますが、瘤ができた付近の神経を圧迫することで起こります。脳の血管の太さや神経の位置などは微妙に個人差があるので、症状がでたりでなかったりする訳です。

この病気の一番の特徴は痛みです。。人生のうち体験できる痛みの中でも最上級と言われるぐらい破壊的な痛みで、例えるなら「不意に後ろから金属バットでフルスイングされた時の痛み」との表現が適切です。あまり想像したくないですね♪( ´θ`)

ですがご安心を!何も瘤ができたからと言って、すぐに破裂するわけではありません。一般的に瘤が破裂しやすい大きさはある程度分かっていて、直径5mmを境に1mm大きくなるごとに破裂するリスクは高くなり、直径7〜8mmを超えるといつ破裂してもおかしくない状態と言われています。そして瘤ができてから、その大きさになるまでは数年単位の時間が必要なので脳動脈瘤ができたからといって、いつ破裂するかもしれない恐怖に怯える必要はないということです。

クモ膜下出血の恐怖は「致死率」にあります。

この致死率は出血を起こした回数によって変わるとされていて、2回、3回と再出血を起こせば生存確率はドンドン減っていきます。

父親も2年前にクモ膜下出血で倒れており、その時の動脈瘤の大きさは7mmでした。どういう生活をしていて破裂したかと言いますと、夜の9時ごろシャワーを頭にかけた瞬間にバッドで殴られたような強い痛みが走ったそうです。幸いにも意識があったので、すぐに風呂場から出て母親に頭が痛いことを伝え、すぐに救急車で病院に行ったところクモ膜下出血と言われ、すぐに開頭クリッピング術の適応となりました。運がいいことに、破裂後そんなに時間が経っていないこと、意識があったことで後遺症もなく今も元気に過ごしています。

ちなみに、父親曰く、激しい痛みは一週間〜10日ぐらい続いたそうです。イヤダネ〜

脳動脈瘤は無症状に進行する。実際これが一番怖い

例えば、脳梗塞や脳出血では、「何かしらの症状」が現れて病院に受診するヒトが殆どなのに対して、クモ膜下出血の場合は、脳動脈瘤が破裂して初めて「自分には脳動脈瘤があったんだ」と自覚します。つまり破裂するまでその存在に気がつけないのです。そして、そのときに起こる激痛や意識障害は『破裂した時点で手遅れ』の可能性がメチャクチャ高いです。事実、1/3以上の方が病院に到着した時点で手遅れになっています。

クモ膜下出血までの経過を分かりやすく解説

脳動脈瘤が形成⇨症状が無ければ病気にかかっている自覚が芽生えない⇨放置プレイ⇨その間瘤が成長を続ける⇨やがて破裂

分かりやすく一連の流れはこんな感じ。この流れは覚えておいても損はしないと思います。今回は脳動脈瘤について説明しましたが、実際この流れはガンを含むほとんどの病気に当てはまります。例えばガンだとこんな感じ。

悪性腫瘍ができる⇨症状として出て来ないので、そのまま放置プレイ⇨ようやく症状が出る ⇨検査を受ける⇨末期癌確定 

脳動脈瘤が見つかった場合の治療

上でも書いたように5mm以上になると破裂のリスクが高まるので、基本的に5mmまでは1年〜数年に一度脳のMRIやCTで経過を見る場合がほとんどです。全ては医師の判断次第で治療方針は変わりますが、5mmを超えた場合の治療は以下の2つです。

・脳動脈瘤クリッピング術

・血管内コイル塞栓術

この二つが同時に行われることはありません。二つとも動脈瘤の破裂を防ぐために行われるものなので、瘤の位置や場所、大きさによって最もリスクが少なく良いとされる治療が選ばれます。この2つに共通していることは、脳動脈瘤の中に血流を入れないようにすることと覚えて下さい。

両方の手術の特徴とメリット・デメリットは以下のような感じです。

クリッピング術とは?

動脈瘤の根本の部分を金属製のクリップで動脈瘤への血流を完全にストップできるのでそれ以上動脈瘤が大きくなるのを防げます。イメージとしてはこんな感じ。

クリッピング術のイメージ

メリットはこんな感じ。

  • 頭を大きく切らなくても手術ができるようになってきているので傷が小さく済む。
  • 傷が小さい分体へのダメージが少ない
  • 入院期間が短く、治療後経過が問題なければ早く退院することができる

デメリットはこんな感じ。

  • 手術の妨げにならない場所に動脈瘤があること
  • 全身麻酔で手術には数時間かかるので高齢者には厳しい
  • 金属製のクリップが使われた場合、MRIの検査は受けられない。
  • 頭を切った場合、手術痕が残ってしまう。

近年では技術的な進歩によって開頭(脳を手術するのに大きく頭蓋骨を切ること)することは少なくなってきましたが、それでも医者の経験・技術、それ以外にも医療設備によっては開頭せざるをえない場合もあります。

血管内コイル塞栓術とは?

脚の付け根からカテーテルと呼ばれる医療用の細いチューブを挿入して、脳動脈瘤が発生している血管まで持っていき、脳動脈瘤内にコイルを入れていく手術です。イメージとしてはこんなん。

コイル術

メリットは?

  • 頭を切開しなくていいので体へのダメージが少なく、手術痕もないので人目を気にせずに済む。
  • 手術後の痛みは少ない。
  • クリッピングでは危険な脳の奥深くに出来た動脈瘤にも対応可能。
  • ステントと呼ばれる、コイルが動脈瘤の外に出てしまうことを防いだり、血液の流れる方向をコントロールしたりする特殊な医療器具を使える。

デメリットは?

  • コイル術だけでは完全に動脈瘤の拡大を防ぐことは難しい。
  • 手術後数週間は血液をサラサラにする薬を飲む必要があるので、内服中期間中にケガをすると血が止まらなくなる。

クモ膜下出血にならないような生活ってどういうの?

結論から言ってしまうと、もしあなたに動脈瘤が見つかったなら一年に一回は頭のMRIやCT検査をして、瘤の状態が大きくなっているのか変わらないのかの経過を見るしかクモ膜下出血を予防する術はありません。

もしあなたに動脈瘤がないのであれば、それが形成されないように生活するしかありません。その方法をこれから説明していきたいと思います。

脳動脈瘤の原因

血管に負担をかけないようにする

両親にクモ膜下出血or脳動脈瘤があれば数年に一度は病院へかかる

大きく分けてこの2つです。

「これだけかよ!?」と思われるかもしれませんが、正直なところ脳動脈瘤ができるハッキリとした原因は解明されていないんです。ですが、なぜ瘤ができるのかを順を追って考えていけば、特に血管に負担をかけないようにすることがいかに重要かハッキリすると思います。

まず、動脈瘤が出来やすい場所というのはある程度決まっていて、前交通動脈30%、内頚動脈後交通動脈分岐部25%、中大脳動脈分岐部15%という感じです。まーここら辺は覚えなくても「そんなところがあるんだ」程度に覚えておいてくれればいいかと思います。なので詳しい場所の解説は省きます。

重要なのは、この動脈瘤が起こりやすい場所の血管の構造です。上で紹介した3つの動脈瘤が発生しやすい部位の動脈の中膜が遺伝によって薄かったりした場合(専門用語で先天性中膜欠損と言います。興味のある人は覚えておいてください)、その部位に持続的な血液の圧力が加わると、血管が風船のように膨れ上がり成り立ちます。

つまり、高血圧がずっと続くような生活を送っていると、それだけリスク高となるわけです。生活上気をつけたいポイントと注意点を以下に記載します。

・過度に興奮したりしないようにする⇨短気の人は要注意、なぜなら瞬間的に血圧が上昇するから。

・便をするときは息まないようにする⇨実際、その圧でクモ膜下出血になる人結構います。

・高血圧がある人は常日頃から要注意!できるだけ血圧を下げる工夫をしてみて。薬を飲むもよし、血圧を下げると言われる食事を摂るのも良しです。

・すでに脳動脈瘤がある人は、一年に一回は必ず病院で診てもらってください。

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身内が目の前で倒れた時に対処方法。

脳動脈瘤が破裂した場合は特徴的な反応を示します。急に頭を抑えてその場にうずくまって倒れたり、急な頭痛後意識がなくなった場合、十中八九クモ膜下出血の可能性が高いです。

・119番通報して救急車を呼ぶ。この時、「消防ですか、救急ですか」と尋ねられるので間違っても消防とは言わないようにして下さい。消防車がきてもできることはありませんので…

・意識があっても決して傍から離れない。間違って倒れて頭に衝撃が加わると、再出血とか起こすので。再出血を起こすと助かる確率減っていくので絶対ダメ!

・救急隊が到着するまでは絶対安静必須です。できれば目元をタオルなんかで抑えるとグッド👍目からの刺激もくも膜下出血には良くないので。

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まとめ

クモ膜下出血は致死率が高い病気です。動脈瘤が破裂してしまうと手遅れな可能性が高いので、動脈瘤が出来ないように血圧をコントロールすることが一番です。そうは言っても病気にならない保証はないので、数年に一度は病院に行き検査しましょう!結局なんだかんだ言ってそれが確実だったりするので。

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