どうもdaiです。

10年以上看護師として働いている自分が、病気について丁寧にわかりやすく解説していきます
騒音問題を抱えている人はおそらく星の数ほどいるので、その被害に苦しんでいる人はあなただけではありません。そして、今は騒音に悩まされていなくても将来的には騒音による健康被害で苦しむことになるかも知れません。
ですから「自分は大丈夫だろう」と言う姿勢が一番危険だったりするわけです!
特にこれからの季節、住む場所を変えようとしている人は静かな環境選んだ方が生活しやすくなると思います
そもそも騒音って何だろう?
特に騒音による健康被害でもっとも感覚的に麻痺しいやすいのが聴力です。
皆さんは、家でも外でも【ナニかしらの音】に関して少なからず敏感に感じているハズです。
例えば、以下のような感情はどうでしょう?
外の音が気になって窓を開けれない
音が外に聞こえていないか心配
足音や物音が響いてうるさい
ただの生活音ぐらいでも人によってはうるさく感じてしまうと思います。
人が一番音を不快に思う瞬間というものがあります。それが以下の4つなんじゃないと・・。
・静かになりたい時
・集中したい時
・休みたい時
・ストレスが溜まっている時
騒音の定義は調べればわかりますけど、僕的には音の不快がある時点で騒音なんだと思います。
騒音の健康被害:人の体は悪い方に変化する
こういうことが起こる危険性があります
・うつ病、自律神経の乱れなど精神的な不調
・難聴
・睡眠不足
・高血圧
この4つの乱れは、最悪入院治療が必要になるほどの健康被害なので、その後の人生にダイレクトに影響してくるかも知れません。⇦後ほど解説します( ^ω^ )
騒音と難聴の関係性

音が耳に入ると、鼓膜に振動として伝えられ中耳・内耳の聴覚器に働きかけて、そこから神経によって大脳の聴覚中枢に伝わって音として認識されます。
人が聞き取れる音の周波数は20Hz(ヘルツ)〜20キロHzと言われていて、年齢を重ねるごとに、次第にこの感覚が狭くなり耳が遠くなったと感じたり、聞こえないという問題が起こります。
難聴自体は、年齢を重ねるごとに起こりえる老化現象の一つなので仕方がないと言えば仕方がないことです。
しかし、仕事や日常で常に一定レベル以上の音による影響を受けると若い人でも難聴になることがあります。これを騒音性難聴と言います。
この難聴は高めの音域、4000Hz付近の周波数から聞こえが悪くなっていくのが特徴的です。
初めの頃は、騒音から身を遠ざけるだけで聴力の回復は見込めますが、繰り返し騒音と生活を共にすると他の音域も聞こえづらくなってしまいます。当然そのまま放置しておくと聴力が元に戻らなくなるだけでなく、最悪手術の必要性に迫られたり、耳が聴こえなくなる可能性があるのです。
騒音によるうつ・メンタルの不調は入院治療が必要

睡眠の質が低下すると、イライラや集中力・判断力の低下を招くことは広く知られていることです。
個人的には難聴よりも、睡眠不足によって起こる精神的な不安定さの方が厄介だと思います。
なぜなら、最悪入院治療が必要になるからです。
コレ・・冗談抜きで睡眠不足によって体調崩して入院する人はかなり多いです。入院先は精神科病棟が一般的です。

今は統合失調症などよりも、うつ病や認知症、日常的なストレスによるメンタル不調、アルコール依存症の入院患者が増えてきています
皆さんこんな経験あるんじゃないでしょうか?
外の音がうるさくて眠れなかったこと
車の走行音や工事の音が気になる
テレビや人の話し声がうるさくてやりたいことに集中できない
コレがもしも、自分が休みたいときに起きたらきっと迷惑ですよね。家の中の出来事であれば対策できないこともないですが、外の音はどうしようもありません。
このように毎日の何気ないストレスが、いずれ大きく体調を崩すきっかけになります。
どんな些細なことでもストレスが溜まってくると人は体調を崩すものです。
睡眠不足の重大さは研究によっても明らかになっています
国立精神・神経医療研究センター・三島和夫部長らの研究グループが明らかにした睡眠不足における調査では、5日間の睡眠不足でネガティブな情動刺激(他人からの恐怖感情)に対して左扁桃体の活動が亢進することが明らかになったのです。この扁桃体という部位は、人は怒り・悲しみ・喜びといった感情に応じて、適切な表情をとるものなのですが、睡眠不足が強まると、左扁桃体と腹側前帯状皮質(ふくそくぜんたいじょうひしつ)と言われる部位の機能的結合が減弱し、その結合が弱まれば弱まるほど、不安や抑うつ症状が強まるという研究結果を発表しました。前帯状皮質とは、報酬予測、意思決定、共感や情動といった認知機能に関わっている脳の一部位で、このうち腹側前帯状皮質は主に情動を司っています。
おわり。