どもだいです。
タイトルにもあるとおり、過去に心筋梗塞や狭心症を患ったことがある人、これからその可能性がある人、家づくりの際に注意したいポイントを看護師歴10年以上になる僕が、解説したいと思います。
病気と家づくりを絡めての話になるので、もしかしたら誤解を招く表現や一部わかりづらい箇所もあるかと思いますが、ぜひお付き合いください🙇♂️
では早速参りましょう!
持病もちの人はよ〜く考えて家を建てよう
今回の記事は、以前に書いた心筋梗塞の次のお話しになります。
過去に心筋梗塞や狭心症で苦しまれた方の中には、「どうしても家を建てたいんだ」そう思っている人も多いんじゃないでしょうか。
そこで提案したいのは
如何に温度を一定に保つか or 外気の影響を受けない家にするか
結論としては、この2つです。
その理由を解説すると、心筋梗塞や狭心症などの病気は医師通りの生活を送っていても再発リスクは常にあるからです。
心筋梗塞の再発率は2年で20%、3年でも変わらず20%(グーグル先生笑)
では、実際のところ医療現場ではどうなんだろうか?本当にその数字を意識してしまうぐらい再発率は高いんだろうか?
答えは、YESです!
心筋梗塞だけでなく、血管がつまってしまう系の病気は再発リスクが高いです。
だから、僕ら看護師も患者の既往歴に心筋梗塞、脳梗塞、狭心症などの病気があった場合、身構えてしまいます。なぜなら、入院したことによる環境の変化、活動量の低下、ストレス、食欲不振や脱水、などが危険因子となって、再発してしまうからです。
家を建てることも同じです。
今まで生活していた環境とは違う場所での新たな生活となるので、少なからずストレスがかかります。そのストレスが自分自身にとって気持ちのいいストレスであれば、むしろ体調はよくなることでしょう。
しかし、「この家寒いな」「生活しにくいな」などのマイナスのストレスであれば、体にとっては悪影響です。
ですから、家を建てるときには、体にとって悪いストレスがかからないように設計するべきなんです。
心筋梗塞や狭心症について知りたい方はこちらからどうぞ😁
室温が低いほど心筋梗塞のリスクは高くなる
リスクを減らしたければ室内の温度に気を付けろ!体を温めるんだー!決して冷やしてはならぬ…( ͡° ͜ʖ ͡°)
これが基本にしてもっとも効果的な方法です
規則正しい生活習慣、投薬治療、通院はもちろん必要です。ただし、それ以外にも家の温度や湿度をコントロールすることも治療の一環になります。
ちょっと興味深いデータを入手(おなじみグーグル先生から笑)したのでリンクを貼り付けておきます。興味のある人はご確認を!
寒い部屋で生活しているあなたの将来が心配です・・・。

あともう一つ追加で僕の記事を紹介しておきます。
心筋梗塞の1番のリスク因子は高血圧です。心筋梗塞の発症や再発は如何にして血圧をコントロールできるか、そこが重要です。
家づくりの実践方法
暖かい家が必要なのは理解できても、あとはそれをどう作り上げていくかだけです。
要点は
- ✅外の影響を受けにくい家にする
- ✅最低限、居住空間と脱衣所、お風呂場の温度を一定に保つ
この二つを設計士に依頼してみましょう。
家を建てるときは気温の影響を受けにくい設計
家が寒いのは窓の性能が低いことと、そもそもの断熱性能や気密性能が低いことが原因です。
窓の性能・気密性・断熱性を高める
ここを目指しましょう。
居住スペースとお風呂場は温度差が生まれないように設計
心筋梗塞や狭心症の原因は、低温度と温度差です。
寒いと人の血管は収縮した状態になり、それが血管や心臓に負担をかけます。こんな感じで低温度はイメージできても、温度差って??となるはずです
温度差があると血圧は激しく変動します。それがヒートショック現象です。
(※ヒートショックについては別記事で詳しく解説しているのでそちらもどうぞ^ ^)
さいごに
ここまでお疲れさまでした。
今のテンションに任せて、ちょっと僕の今の気持ちを日記的に綴ってみます(笑)
どうして僕が病気についての記事を書いているかと言いますと、自分を含め病気になって不幸な人生を歩んでほしくないからです。誰でも健康が大事であることはわかっていても、そもそも病気について知らなければ健康って意識しづらい側面もあります。
人は生きていれば誰でも病気にかかります。それが命を左右する大病であれば大変なことです。たった一つの病気で人生を大きく狂わされた人を、死を迎えてしまった人、この目で何人もみてきています。
これからも、病気もちの人が楽しく家づくりができるように拙いながらも、僕の培ってきた知識を提供していきます。
おわり