糖尿病予防に糖質制限は有効か?効果的な対策方法は?〜

危険な病気
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どうもだいです。

10年間看護師として働いている僕が糖尿病の本質的な原因とその対策について語っていきたいと思います。

だい
だい

ちなみに、誰かの疑問にお答えするというよりも書籍のような内容になってしまうかも?

このブログでは家のことはもちろん、僕の職業が関係して病気や医療のことについても発信しています。

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老化は身体機能だけとは限らない

ちょっと長くなるかもしれませんが前置きです。

内臓の働き、脳の萎縮、視力、筋力の低下などなど、体のあらゆるところが衰えることは皆さんご存知の通りです。

この老化現象は、規則正しい食生活や日頃から運動習慣を確立している人であれば、一定のレベルまでは同年代の人と比較して若々しい体つきを維持できても、日常の運動量という側面から見た場合、若い時と同じぐらい動ける、という人はほぼいません。

ようするに、どれだけ日頃から努力をしても人は押し寄せる年の波には抗えないのです。

肉体的な衰えは筋力トレーニングや運動習慣によって維持することは可能です。しかし内臓や血管、神経は筋力トレーニングでは鍛えられません。そういった体の内部は食生活やストレスが原因となって機能が衰えていくことを考えれば、糖尿病における老化も内臓や血管といった体の内側の衰えが招いた結果とも解釈できます。

内臓や血管は年齢に関係なく衰える

例えばこの病気の発症年齢は〇〇歳〜〇〇歳の○性に多い、という病気特有の年齢割合というものがあります。ほぼ全ての病気は高齢者に多いのが一般的ですが、ガンや脳卒中などの病気でも20代や30代で発症する人もいます。

病気は必ず原因があって発症するものなので「若いから絶対健康だ」という図式は成立しません

特に、血管内部やインスリンを分泌してくれる膵臓の機能は年齢に関係なくストレスや生活習慣で老化することがわかっています

糖尿病は血管を老化させてしまう


医療知識がない人は、糖尿病のことを血糖値が上がったり下がったりする病気程度の認識しかないかも知れません。

しかし、実際の医療現場で働いていると

糖尿病は高血糖によって血管がダメージを受け続けて機能が失われる病気だと言うことがよ〜くわかります。

血管は全身の細胞や臓器に、酸素と栄養の運搬する大切な役割があります。血糖値によってダメージを受けると、血管がその機能の役目を果たせず、色々な合併症を引き起こしたりする訳です。

糖尿病による高血糖が血管に及ぼすダメージとは?それによって起こる合併症】について、過去の記事で書いています。

だい
だい

前置きが長くなってしまいました。

ここまで読まれた人は「じゃあ血管の老化を防ぐ方法を教えろよ」と思われるはずなので、血管の老化を防ぐ方法についてお話ししていきます

糖質制限は血糖安定に効果的。血糖の安定化は血管の正常化につながる

炭水化物 糖分 代表的な食事

以前お話ししたかも知れませんが、糖尿病の本質的な原因は糖分にあると思っています。

実際、糖分量によって血糖値は大き変わります。

実際に医療現場で行われている治療について触れていきます・・・。ちょっと物語形式ですがご勘弁を(笑)

入院中の糖尿病患者は糖尿病食というのを食べることになるのですが、この食事は低カロリー・低脂質を中心に考えられているだけであり、食事の内容に含まれる炭水化物についてはあまり考えられていません。

カロリーの関係で多少白米の量が減ったりすることはあっても、お菓子や甘いジュースなどのように明らかな糖分と思われるもの以外の糖質には制限がかかりません

例えば、僕が知っている事例を一つあげます。

80歳の糖尿病の患者さんでインスリンと血糖降下薬を内服していましたが、うまいこと血糖が下がらず、BS300ml/dl以上とかなり高めでした。(ヘモグロビンA1cの数値は忘れました。)そのため、普通のインスリンとは別にスライディングスケールを用いた治療が行われていました。

スライディングスケールってなんぞや??

だい
だい

スライディングスケールは、個々の患者さんごとに医師があらかじめ血糖値に応じたインスリン量を決めておく目安表です。6〜8時間間隔で血糖をはかり、測定された血糖値の高さに応じてこのスライディングスケールに従ってインスリン注射する方法のことを言います。

その方は、食事前にスライディングスケールをしていたのですが、朝と夕食前は血糖値が安定していたのに、何故か昼だけは200〜300mg/dlと高いのです。

投薬・インスリン治療は問題ないのに昼食前だけ血糖値が高いのは何かがおかしい・・・そう考えるのが当然です。

原因は、午前中に飲んでいる牛乳にありました。

牛乳の炭水化物は乳固形分中最も多い物質で、牛乳100g中に4.8g含まれています。その99.8%が乳糖(ラクトース)であり、砂糖の約16%の甘さです。

午前中に飲んでいる牛乳を水に変えただけで、血糖値は160〜180mg/dlまで下がり、その日以降昼食前の血糖値が200mg/dlを超えたことはありませんでした。

この数値だけを見れば、まだまだ高血糖ですし糖尿病ガイドラインに記載されている【糖尿病患者にとっての正常な血糖値】まで下げる必要があるので、数値だけを見れば良くなったわけではありません。

しかし、インスリンや内服治療では下がらなかった昼食前の血糖値が飲み物を変えただけで下がった、という事実にあります。

現代医学だけに囚われるのではなく、炭水化物という食事そのものを制限することで血糖値を下げられたことは紛れもない事実です

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糖尿病の予防と血糖値の安定化には【炭水化物は控え、タンパク質・脂質を適度に摂取する】ことが大事

糖質には食事から摂取する糖類糖質の2種類があります。

糖類・・・砂糖

糖質・・・パン、白米、パスタ、イモ類、うどんの麺

が有名どころですね。

これらを制限するだけでも血糖値を安定できますし、血糖スパイクと呼ばれる食後血糖値が大幅に上昇した後に、急降下する現象を防ぐことができます。

血糖スパイクを起こすと、食後の眠気や倦怠感(だるさ)といった症状が現れるので仕事や私生活にも影響を及ぼしかねません。

ではタンパク質はどうか?

タンパク質は消化されるとアミノ酸に分解されますが、過剰なアミノ酸は体内に蓄積できません。じゃあどうなるかというと、肝臓でブドウ糖に変えられてしまいます。

つまり、タンパク質を多く摂りすぎると血液中に糖が増えてしまい糖尿病のリスク要因になります。あと、プロテインなどはタンパク質が加工されているので濃度が高くなっているので使い過ぎは厳禁です。

脂質はどうか?

ナッツ類やオリーブなどに含まれている天然油脂であれば、血糖値はほとんど上昇させずインスリンの分泌にも影響を及ぼさないことがわかっています。

また、天然油脂のバター、卵にはコレステロールが含まれていますが、血糖値という点から見れば心臓疾患や糖尿病に効果的です。

注意しなければいけないのはあくまで天然物であるという点だけです。加工されたバターやマーガリン、大量の塩で味付けされたナッツ類の摂取はやめた方がイイでしょう。

運動は有効だけど過信は禁物:食事療法よりも効果は低い

糖質や糖類を取ると体は冬を細胞の中に取り込むために「インスリン」というホルモンを分泌します。そして細胞は、蓄えられた糖分をエネルギーに活用するのですが、細胞にもキャパシティが存在するので、年月をかけて取り込みすぎると細胞が糖分で溢れかえってしまいます。

行き場所をなくした糖分たちは、次に血液中に溢れます。そうして血液中がブドウ糖で満たされることによって2型糖尿病になってしまいます。

運動は細胞に取り込まれた糖分を燃焼させることができるので効果的です。有酸素運動や30分以上のジョギング、筋トレなどなど・・。それを食後に行うだけで非常に有効です。

で、もっとも効果的だと言われているのが断食です。一時期食事抜きダイエットが流行りましたが、体内の糖分を燃焼させるという意味ではシンプルで確実な方法です。

断食は体内にあるブドウ糖を燃やしエネルギーに変えてくれるので、体にとって不要な糖分を燃やすという点ではオススメできると思います。

食事抜きダイエットは健康にとってベストとは言えないので推奨しません

おわり

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