高断熱の家で【快適な生活を送るポイント】

健康・快適な家づくり
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どうもdaiです。

皆さんは快適な家ってどういうものか考えたことはあるでしょうか?

これから家を建てようと思っている人やリフォームを考え中の人にとって、快適性を求める人は多いハズ

快適性の定義は人それぞれですが、やはり温度や湿度がもっとも考えやすいんじゃないでしょうか?

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温度差がない家づくり:断熱性が必要不可欠

温度差がない家を作る場合、もっとも気にしなくてはいけないのは断熱性です。

断熱性の役割
  • 省エネ性の向上
  • 体感温度の改善
  • 冷暖房時の温度差をなくす

この3つが、どれだけ生活に影響するのかを順を追って確認していくことにします。

断熱性で特に重要なのは「温度差をなくす」というところにあります。

断熱性が高いと外気が家の中に入ってくるのを防げるので冷暖房を使う頻度が減るはずです。

「断熱性が低くても、冷暖房を使えばいい」と思うかも知れませんが、冷暖房を使えば使うほど光熱費は嵩んでしまいます。

数多くの実験や調査により、床・壁・天井の断熱効果が低いほど、室内の上下間の温度差が大きくなることが分かっています

つまり冷暖房を使おうが頭と足元の温度差は改善出来ないということです。

特に足元の温度差はモロに違います

直射日光から家を守る

外の熱から家を守

住宅の断熱力が低いとオーバーヒートしてしまう可能性があります。

ここに面白い研究結果があります。直射日光によって住宅の外壁や庭とか家の周りにある全ての「物』の表面温度を計測したときの温度変化を調べたものです。

一日の中で気温が高いとされる午前11時と午後3時の温度変化を調べたところによると、例えば外気温が29.5℃の場合、家に近くのアスファルトの表面温度は53℃にまで達し、午後3時の時点では、なんと63℃にまで上昇していたという報告があります。

つまり気温が30℃でも近くにある物は、倍近くの温度まで急上昇しているのです。

👇身近な家を取りまく物の表面温度の違い👇

午前11時の温度午後3時の温度
アスファルト53℃63℃
インターロッキング(日向)47℃60℃
インターロッキング(日陰)29℃36℃
外壁(タイル)34℃42℃
車のボンネット(日向)45℃50℃
車のボンネット(日陰)30℃31℃
外壁(モルタル)
※朝日の当たる東面
43℃35℃
外壁(モルタル)
※西日が当たる西面
31℃48℃

このように、外気温の上昇がなくても直射日光が当たるだけで家の周りの表面温度は大きく上昇します。

体感温度は【表面温度】と【湿度】によって決まる

断熱性が低いと、家の周囲の表面温度が上昇したときの影響をモロに受けます。

この表面温度による温度を感じかたについてもっと細かく言うと、外からの直射日光によって、私たちの周りにある物体(家具や壁が床)が暖められ、それらが発する輻射熱を感じることで体感的な温度を感じます。

と言うことは周囲の温度が高ければ、気温が低くても暖かみを感じると言うことになります。

もう一つ忘れてはいけないのが湿度の影響力ですね。

ある調査では、人が暑いとか寒いと感じる要素は周囲のものが発する温度が4割、気温が3割、湿度が2割と言われています。特に湿度に関しては、夏は「高温・低湿」がいいとされ、逆に冬は「低音・多湿」がいいとされています。

その理由は、冷暖房使用時に影響を及ぼすからです。夏は湿度が低いことで冷房の風通しがよくなり、体感的にも快適と感じることがある。冬は暖房の設定温度が低くても湿度が高めであれば、同様に快適と感じることが多いためです。

このように湿度をコントロールするだけでも体感温度を変化させ、快適性を改善することができます。

高断熱:4つの目的と効果

1、体感温度の改善

屋根や外壁は太陽光により暑くなり、冬は雪で屋根や外壁が冷やされます。その暑さや寒さは外壁、床、屋根を通して家の中に伝わってきます。家の断熱力が求められるのはそこなんです。

床・屋根・外壁の表面温度が変わらなければ、室温=体感温度になります。

つまり、断熱とは外からの熱の侵入を防ぎ室内の床・壁・天井の表面温度が暑くなったり、寒くなったりしないようにして、快適な体感温度を作り出すのが目的なのです。

2、冷暖房使用時の温度差の改善

床・壁・天井などの断熱性能が低いほど天井から床までの温度差が大きくなることは、あらゆる実験でわかってきたことです。このブログでも何度もお伝えしている通りです。

「足元の寒さを改善したければ床暖房を入れればいい」と思う方も中にはいます。しかし、断熱力が弱い住宅では床暖房の機能を十分には活かせません

3、ヒートショックの改善

東京都健康長寿医療センター研究所(東京都老人総合研究所)の報告によると、毎年急激なヒートショックが関連して入浴中に急死した方は、年間17,000人に及ぶと言われており、これは2018年の年間における交通事故死亡者数の5倍に当たります。

平成28年に行われた住宅の断熱性能向上と脱衣所・浴室暖房によるヒートショック緩和に関する論文があります。

簡単に説明すると、一戸建て住宅モデルを数値流体解析(CFD解析)により、住宅の断熱性能が向上するにしたがって、ヒートショックの改善度合いを調べたらしいです。

この解析では、はじめに4種類の家を用意します。

  • 非断熱化の家
  • 部分的な断熱を施した家
  • 平成25年基準の住宅
  • ドイツ基準の超断熱化がされた家

その各家の脱衣所・浴室に暖房器具を設置し、冬の入浴時における温度変化を調査してみました。

その結果・・

1、外皮の断熱性能が高い超断熱の家では非断熱化住宅と比べて、温熱環境評価指数(PMV)が1/5程度まで減少することがわかった。

2、脱衣室・浴室の室温も断熱性能が向上するにしたが高くなった。

3、超断熱化が施された住宅では、脱衣所・浴室の室温が暖房を入れなくても目標の18℃に達した。

つまり、断熱性能を高めれば特にヒートショックを起こしやすい浴室や脱衣所の温度差がなくなりヒートショックのリスクを減らせるのです。

4、省エネ効果

私たちの生活は最終的にどれだけの支出を減らせるのかにかかっています。特に暖房費の削減を求める家庭は非常に多いのではないでしょうか?暑さは何とかなっても寒さだけはどうしようもありません。

  • 部分的に必要な時だけ暖房した時
  • 居室だけを暖房した時
  • 全ての部屋を暖房した時

部分的に冷暖房を活用した時は断熱性能の差は現れません。しかし、そうするとヒートショックのリスクを高め、体感温度も大きくなりストレスを感じてしまいます。全ての部屋で暖房を使用した時はヒートショックのリスクを減らし、かつ体感温度も少なくなります。でも暖房費はかかることになります。

しかしその答えは誤りです実は断熱性能が高くなっていくほど暖房費は減っていくのです

確かに昭和55年ごろは全館暖房をした時はおおよそ一冬で16万円もの光熱費がかかっていました。しかし、断熱性能の必要性が見直されてきたことで、優れた断熱性能をもつ家が増えてきました。その結果平成11年の時点で全館暖房における光熱費が6〜8万円にまで下げることが可能になったのです。

ですが注意点しなければいけないことがあります。それは全館暖房を行う場合が設定温度を低くしなければならないという点です。

高断熱住宅では、設定温度が低くても、床から天井までの温度差をなくすことができます。

おわり

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