高気密・高断熱住宅で【健康な暮らし】は本当に成り立つのか?

健康・快適な家づくり
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どうもdaiです。

住宅の高気密・高断熱家のメリットでおなじみの『夏涼しく、冬暖かい』というフレーズ

一見すると健康的に見えます。

しかし、『なんでそうなるの?』という、根拠となる部分はイマイチわかりづらいんじゃないかと思います。

そこで、住宅調査によって得られた事実を元に「本当のところどうなの?」という疑問について解説していきます。

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住宅調査によってわかってきた活動性の重要性

まず、はじめに意外な事実をお伝えしたいと思います👇

WHOが定めている健康のための身体活動勧告では、高血圧、喫煙、糖尿病、身体活動不足を全世界の死亡に関する危険因子の第4位に位置付けています。

現に平成24年に国際的な医学誌であるTheLancetにおいて、世界の死亡者数の9.4%は身体活動不足が原因であって、その影響力の大きさは喫煙や肥満にも匹敵すると結論づけています。

これは驚きですよね‼️

人にとって動くことは、禁煙やダイエットにも匹敵するぐらい健康維持には必要なことらしいです。

「だから何?」と思われるかも知れませんが

家を高気密・高断熱化することで、活動性が年齢問わず上昇した、と言う事実が

巷で言われている、【高気密・高断熱住宅は健康にいいんじゃないの?】という、イマイチわかりずらかった、根拠が明らかになりました。

その事実がこちら。

高気密・高断熱住宅で活動性が増える

2人で活動する画像

それを示す調査結果がコレです

断熱改修前後2回の調査データを用いて分析した結果、断熱改修によって居間や脱衣所の室温が上昇し、コタツや脱衣所の暖房器具を使わなくなった時期において、一日平均で見てみると、住宅内身体活動時間が、65歳未満の男性では約23分、65歳以上ではなんと35分も増加しました。

室温が健康に与える影響と住まいの性能

65歳未満の男性65歳以上の男性65歳未満の女性65歳以上の女性
断熱改修(前)86.2分147.5分193.1分248.6分
断熱改修(後)109分

(+22.8分
182.2分

(+34.7分
220.1分

(+27分
282.5分

(+33.9分

高断熱化をし家の中の温度が+1.8℃〜2.2℃程度の上昇があれば、年齢問わず人の活動量は20分〜30分ほど増えるという結果になりました

これは、職業柄健康に携わる者として嬉しい事実です😁

活動量が減るとヤバイです

運動靴を履いて動こうの画像

その根拠となるのが👇

日常の身体活動量を増やすことは、メタボリックシンドロームを含めた循環器疾患・糖尿病・がんといった生活習慣病の発症及び、これらを原因として死亡に至るリスクや、加齢に伴う生活機能低下(ロコモティブシンドローム )のリスクを下げられます

ロコモティブシンドローム

加齢に伴う生活機能低下のことであり年齢に伴う体の衰えと捉えてもらえればいいかと思います。

具体的にいうと「将来的に運動器の障害により介護が必要になる状態」のこと

子供の頃は毎日何時間でも遊んでも疲れなかったのに、大人になってから、それをすると、すぐに疲れて寝てしまいますよね

それと同じで、自分の知らないところで、体は少しずつ衰えています。

毎日一定の活動量を体に与え続けていると、体が衰えにくくなので

後遺症が残るレベルの病気になったとしても、そこからの回復が容易になります

家の中でできること:最低限の運動レベルを維持する

とは言うものの、忙しい現代人にとって、なかなか運動習慣をつけることは容易ではありません

そこで・・・最低限の活動が家の中で気軽にできれば、何もやらないよりはマシな結果になると思います。

じゃあ具体的な最低限の活動とは?

歩行またはそれと同等レベルの活動を毎日60分行う

ことだとそうです。

これに、暇な時間を見つけて軽い運動を合わせると、さらに効果は高まります。

例えば、軽い運動の代名詞的なのは

・ストレッチや筋力トレーニング

・ジョギングやウォーキング

これを習慣化することで、基礎体力の維持につながるので、風邪や関節痛という、年齢を重ねることでよく現れる病気を防ぐことができます

活動量を増やすこと:長生きするための第一歩

長生きする2人の画像

断熱改修によって、家の中の活動量が増えるのはわかったけど、そんなことしなくても体を動かせばいいんじゃないの?

だい
だい

確かにその通りなんだけど、それができるのは夏ぐらいじゃない?それに冬は寒くて、体を動かすどころじゃなくなると思うんだ。

だい
だい

というか、家の高断熱化ってそんなことを言いたいわけじゃないんだよ

どういうこと?

家の高気密・高断熱化によって受けられる数々のメリットは、季節の影響を受けないところにあります。

人が不快に感じず、自律神経が調整する必要のない生理的な温度と湿度というものがあります。

夏で25℃〜27℃(湿度は50〜60%)

冬で20℃〜24℃(湿度40〜60%)

これをキープできれば、人は家の中でストレスを感じることなく生活できます。

家の外は寒くても、家の中は春の気温をキープできるわけですから、室内活動量も維持できます。

以上の理由で、断熱改修によって住宅の高断熱化を図ることは大切なのです。

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高気密・高断熱住宅は健康の維持・増進が目的→勘違いしている人多い

よく、「健康に良い」と聞くと病気にならないと勘違いする人がいますが、実はそうではありません。

病気になりたくなければ、高断熱・高気密住宅にするよりも、生活習慣を見直した方が圧倒的に効果的だし、効率的です。

あくまでも、高断熱にすることは健康の維持と増進】に役立つという認識がちょうどいいと思います。

上の画像のように、じいちゃんばあちゃんになっても元気で仲良く手を取り合って生きていきたいものですね。

おわり

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